『参加者様に12の質問』壬生川タマミさんの回答

1.お名前と利きペダ投稿作品の番号・作品名をどうぞ。
C03『奥の団体の赤髪の声がデカすぎて音声入力できた件』の壬生川タマミです。
長いタイトルが自分でも思い出せなくてコピペしてきました。

2.投稿作品の「自分としてはここがポイント!」という部分を教えてください。
鳴子くんに「もうええわ!」で締める漫談をしてもらいたいという気持ちだけで書いたので、その辺を感じ取っていただけたらと。
文章としては、聞いてて気持ちのいいテンポの良さを目指して書きました。「声に出して読みたい」といったご感想をいただけてとても嬉しかったです。
内容が無いような話なので勢いとテンションで押し切れればいいなと思っていました。

3.投稿作品は書きやすかったですか? 書きにくかったですか? それはなぜ?
元々キャラのひとり語りは書きやすい形式なのでスラスラいけました。鳴子くんはこちらが質問しなくてもバーッと語ってくれるので、脳内音声を書き留める側としてはとても楽です。
大阪のタコ焼き器事情などを調べる時間も含めて2時間ぐらいで仕上げた気がします。

4.推理企画ということで、『当てられない工夫』または逆に『当ててもらう工夫』をしましたか? した人は、どんな工夫か教えてください。
「私の過去作品を知っている・参考作品をよく読んだ人ほど間違える」を目標にしたので当てられない工夫の方が多いです。
話の雰囲気、主要キャラ、タイトルの方向性など。ひとり語りなのも「地の文でバレるなら全編キャラのセリフにしたらええねん!」という発想からというのが大きいです。
でも文頭の字下げと三点リーダの個数は素のままでした。記号のあとの空白も、普段は全角なのを半角にして攪乱しようと思ったんですが、手で変更したので結構モレが多くてよくわからないことになったなあと思います。

5.推理されてみて、いかがでしたか?予想通りだったこと、予想外だったこと、自分の作品について新たに気付いたことなどがあれば教えてください。
いただいたご感想の中で作者は大阪弁ネイティブ説が上がっていたのが予想外でした。
根っからのピザ切り文化圏こと関東民で周囲にも関西弁話者がいない(いるかもしれないけど標準語でしか会話したことない)ため、鳴子くんの口調は大阪人としておかしくないか、おかしくても原作者様も大阪人じゃないからワンチャン…!とハラハラしながら投稿したので、関西人が書いたと思っていただけたのはとても嬉しかったです。

6.その他、投稿作品について、自由に語ってください!
タイトルは作者の癖や好みが出やすいところだと思っているので、普段は付けない感じのものにしようというのが前回からあって、英語はもうやってしまった、今回はどうしよう→そうだ!ラノベだ! となったのが今回のタイトルです。
やたら長い文章でどういう話かを説明するタイトルが昨今の萌えラノベのトレンドらしいと聞いたので、wi〇ipe〇iaのラノベのタイトル一覧を見ながら考えました。
当初は総北メンバーの一人になった気分で読んでいただければと思っていましたが、誰の視点かわからないとモヤモヤする方もいるかなと思って立場を第三者に固定したのもタイトルを考えたときです。
長いタイトルは目を引くので多くの方に気にしていただけたようですし、面白いというご感想も多数いただけたので結果オーライです。

総北メンバーをお好み焼きの具材に当てはめていく中で致命的な欠陥があることには気付いていたので、ちゃんねる形式にして今回の本文を>>1に、後を
『2 名無し
 >>1
 キャベツはどうした

 3 名無し
 >>2
 それコロッケじゃね?』
ってオチにしても良かったかなと思ってました。ちゃんねる系は本当に好き嫌いが分かれそうなのでやめました。

7.推理には参加しましたか?参加したかたは、当てることはできましたか?
知っている方は当てようと思って参加しました。だいたい外れました。

8.推理に参加した人は、推理のポイントにしたところと、その結果(当たったかどうか)を教えてください。
完全にフィーリングです。外れました。

9.その他、推理企画ならではのご感想があれば教えてください。
かつてのフォロワーさんからは概ね隠れられたようで当初の目標は達成できたかなと思います。
ただ、私が誤魔化せたというよりも拙作以上に”壬生川が書きそう”な作品が同グループにあったからというのが大きな要因な気もします。

あとは、主催様も仰っていた気がしますが、作者を伏せているので先入観なしのご感想を様々な方からいただけてとても嬉しかったです。

10.自分の作品以外で、このお話が好き! という作品があればぜひ語ってください。
C02『プロセルピナによろしく』、C09『ハウ トゥー リヴ』に壬生川票が入っているのを見ては「わかる~私こういう文章めっちゃ好き~~こういう話書きたい~~~書けない~~~~」と頷いたり唸ったりしてました。好きです。
自分には絶対書けないだろう文体にとても心を惹かれるのですが、そういう意味でD06『すべてを糧に』に思いっきり心を掴まれました。各節に統一されたリズム感があって、焦点が様々なキャラに向いているのに散らからない。は~すごい~と思ったところに最後の一文が格好良すぎて反則だと思いました。好きです。

台詞ではC01『寒咲家の食卓』の「オレがの!」のインパクトが強くて大好きです。読んだ瞬間「天才か?」と思いました。

あとは全体的に調理の流れとか料理の見た目に関する描写で食欲を刺激させる作品が多くて、そういうものが苦手な身としては感嘆のし通しでした。

11.今回「利きペダ」に参加してみて、いかがでしたか?ご感想をどうぞ。
普段の作風ではまずいただけない「楽しい」「面白い」といったご感想を多くいただけて嬉しかったです。
今回も前回以上に多くの作品が集まり、たくさんのお話が読めてとても楽しく参加させていただきました。ありがとうございました。

12.次回やそれ以降の開催に向けて「こうだったらいいのに!」というご希望などありましたらどうぞ。
第一回の作品一覧へのリンクがもう少しわかりやすい場所にあると推理の参考にもしやすいかなと思いました。(ずっと見つけられず、ページ下部にあることに気付いたのは正解発表後だったので…)